私という病

私という病

私という病

ただできれば私は、脳内で組み立てた理論ではなく、自分自身の体験と肉体から生まれた思想を語りたいのだ。そこに私という人間の実感がこもっていなければ、私の言葉に「本気」が宿らない気がするからね。「本気」の宿らない言葉には他人を説得する迫力がないと、私は頑迷に信じているの。(P2)

そして彼女は作家からデリヘル嬢(作家兼デリヘル嬢)になった。

まぁ、一般的には、40代後半のおばさんが年下の男とSEXする場合、男に「していただく」というもんだ。だが彼女はしていただくという立場が気に入らなかった。なにがなんでも、彼女は「してあげる」がほしかった。だから、ヒアルロン打って、シリコン入れて、デリヘル嬢になってみて、究極に「してあげる立場」を体験してみたのだろう。別にしゃぶりたかったからなったのではない。